ナニワあきんど1年生。

立派なナニワあきんどへのへぼへぼ道。

汝の名は、おかん!4 たまにはすごい。

ばーちゃんに化粧水と乳液を頼まれた。あきんどより何倍も高いものをご愛用でござる。

いやそもそも私、乳液を使ったことなんてあっただろうか・・・。

 

この手のものは購入すると色々オマケをくれることがある。

エコバッグやら、試供品のハンドクリームやらよく分からんクリームやら。

あきんどはこの手のものを「ゴミ」と判断する。

 

ぽいぽい捨てて、化粧品もパッケージから出してすぐ使える状態にしてからばーちゃんへ渡そうと思ったら、おかんから

「そのまま渡しなさい」

と言われた。


私が「ゴミになるやん?」と聞いたら

 

「それが、社会と繋がっている証しで、うれしいものだから」

 

と、おかん。


ものすごい衝撃を受けた。

使いやすいようにと親切なつもりだったが、とんでもない余計なお世話だったのだ。


ばーちゃんは開けにくいパッケージを嬉々として自分で開け(大半はばーちゃんの目の前で私が開けたが)、嬉々としてオマケを「あら、こんなの何に使おうかしら」と眺めたり触ったりした。

中に入っているチラシすら見ていた。

 

あきんど、愛を告白する。

随分前から憧れの大好きな人がいて、めったに会えないその人は、あきんどにとって、憧れの雷鳥そのもの。

あのフサフサな足を写真で見てたらキュートさに悶絶してしまうくらい大好きな雷鳥

 

www.suntory.co.jp

 

サントリーさんこんな活動もされているのね。

良い写真がいっぱい♪

 

憧れの君も会うとそれくらいテンションUP。
テンション上がるあまり、思わず

「Oさんって雷鳥みたいですよね!」


当たり前だがしばし沈黙・・・そりゃあ返答に困るよな。

あきんどにしてみたら愛の告白くらいの勢いだったが、いくらなんでも言葉が足りなすぎた。

が、すでに酔っ払っぱらっぱーなあきんど、言葉が上手に紡げない。

どうにか雷鳥の素晴らしさをわかってもらおうと、あせる。

 

「天然記念物で・・足がフサフサしてるんです!」


・・・しばしの沈黙の後

「僕、足はフサフサしてないけどね・・」


・・・・撃沈。・・・


ふ、振られた?

おかしいな。O氏のすばらしさを称えようと思ったんだけどな。
次は雷鳥がいかに素晴らしいかを切々と説いた後で言ってみよう。

 

愛を伝えるのって、難しいな。

あきんど、本を読む。1 洗えば使える泥名言

空港で後ろの席のおっちゃんが髭を剃り始めた。

これは、本を読む、くらい普通の行為なのか?

私の中では化粧も髭剃りも人前でするもんじゃない、という見解なんだが。...
知らぬ間に時代が変わっているんだろうか・・。

粉が飛び散り匂いが漂う化粧も敵わんが、
音がしてなんか飛んできそうな髭剃りも敵わないんだけど・・。

昔のあきんどなら目くじらたてて「なんて非常識な人なの!?」と心で悪態をついていたが、最近、丸くなった。


ま、大局に影響ないからえっか。

と思うようになった。

もちろん、最初に「えっ!?」と思った時に、違和感や嫌悪感を感じないと言えばうそになる。

でも、感じて、受け止めて。ま、えっか。

自分の考える常識がこの世の常識ではない。

というか、常識、とはある意味、刷り込み と 思い込み 。

全然大したもんじゃない。

そんなものに囚われているとあちこちに腹を立て、生きづらくて仕方ない。

 

 

西原恵理子の
「洗えば使える泥名言」

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を読んだ。
いやあ、名言の嵐。

 

「洗って返せば大丈夫。」
とか、笑いなしには読めん。

ちなみにこれは「借りた男」の話。


「借りた男は、洗って返せば大丈夫。」

つきぬけてて、いいなあ。

 

不倫や浮気が良い、と肯定するつもりはないんだけど、最近の報道を見ているとげんなりする。
皆んな、鬼の首を取ったように人の不倫をあげつらうけど、みんな、自分の人生、そんなに人を叩けるほどピカピカ?

人は必ず間違えたりつまづいたりするけど、これから先も自分は絶対失敗しないの?

 

「自分は絶対失敗しない!」

と言い張れば言い張るほど自分の首を絞め生きるのが苦しくなって行く気がする。

 

わたしゃもう少し楽に生きたい。


 

読むと肩の力が抜ける本。

 

洗えば使える泥名言

洗えば使える泥名言

 

 

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あきんど、ひんやりと春を思う。

哀しいことがある。

 

会社の入居しているオフィスビルには1フロアに3社入っている。


それぞれの会社に私を含め女性が1名づつおり、そのうち1社の女性は1週間に1度、短時間勤務のようだ。


つまり、うちの会社ある階に常駐している女性は、私ともう1人。

 

トイレは1つ。
2人で1つ。

特になんの問題もない。


なのに、あきんどはトイレに行く度に、哀しい。

 

なんで。

なんで。

なんで、便座のフタ閉めてくれないんだよー(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)。

 

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いつも開けっ放し。


今時のトイレはウォーム機能が付いている。
あいつはフタを開けておくと、放熱する。


よってあきんどが座るときにはいつもヒンヤリなのだ。

彼女(仮称A子)が座るときにはいつもぬくぬくなのに。←あきんどが閉めるから。

 

座る度にヒンヤリと、もの哀しい気持ちになる冬であった。

座るたびに

「春まだき・・」

とか歌が出来上がった。

そんな辛い日々がようやく終わる。

 

声を大にして言いたい。

 

オシリがぬくぬくなのが良いんだよ!!!!!

 

でも知らない人相手に突然「便座のフタを閉めてください」というのはハードルが高い。

 

辛く、冷たい(おしりが)日々がようやく、明ける。

 

明日は、春分!!

汝の名は、おかん!3

お彼岸でございます。

 

彼岸とは春分秋分の前後3日間をいい、

2017年は3月17日から3月23日までが春のお彼岸でございます。

皆々様におかれましては、牡丹餅をお召し上がりになっていらっしゃいますでしょうか。

別に牡丹餅を食べる日ではございませんが。

 

 

「彼岸」とは悟りの世界。すなわち あの世 のことでございます。

対になる言葉は「此岸(しがん)」。

この世。現世。現世を煩悩と迷いの世界、と仏教では位置づけております。

 

と、真面目に始めてみましたが、ネタは、おかん。

今日も、おかん。

 

 

 

 おかんの住まいは 雪深くはございませんが、冷え込み厳しい海と山に囲まれたところにございます。

冬は当然、氷点下。

西日本にもかかわらず、春は遠く、3月でも、朝は霜がびっしり、そんなところでございます。

 

 

それでもお彼岸の頃には冷え込みの中に春の兆しを感じます。

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものでございます。

 


おかんと一緒に墓掃除へ参りました。

墓は山を削ったところにあり、バケツをもって結構急な石段を登らねばなりません。

おかん、病気で手足が不自由でございます。

あいにく 口は達者なまま でございますが。

 

重いもの(つまり水がいっぱいに入ったバケツ2つ)はあきんどが持ち、おかんに石段を先に上らせ、降りるときはあきんどが先に降りる。

 

どこの紳士やねん。

と突っ込みたくなるようなエスコートぶりを発揮いたします。

転げて骨でもおられたらエライことでございますから。

 

世の男性方、ご存知でしょうか。

スコートの基本。

階段は(エスカレーターも)女性を先に上らせ、降りるときには男性が先に降りる。

 

今まで知り合った紳士のなかでスマートにこれを実行された方を一人しか存じません。

日本の男性はこの世界紳士ルールを知らないのかもしれませんね。

 

女性に万が一のことがあったときに身を呈して庇えるように、ということだそうで、こんなところで男女平等を訴える男性はもれなく、モテません。

 

いざというときに身を呈しておかんを庇うかどうかは別にして、そうやってようようケガもせずにうちに帰ったというのに、あきんどが夕飯を作って

「おかん、ご飯できたよー」

と呼んだら、家の中をバタバタバターと駆けてきて、

 

ズテーン!!!

 

…お、おかん!!?


おかんは居間の入り口の段差で転んだのでございます。

おかん、薬の副作用でひどい骨粗しょう症

つまり、骨が脆く、すぐ折れるのでございます。

病院の先生からも気を付けるように言われております。

なのに、走る。

子供か。

 

ものすごい音にあきんどの心臓がとまりかけたのでございます。

おかんは痛い痛いとうめきながらご飯を食べておりました。

 

こんなおかんは

「あんた、邪魔やからこのうちから出て行きさい」

とあきんどに言うのでございます。

 

おかんはどこまでもおかん
、なのでございます。

 

あきんど、そうじは遠慮したい。

いくつのになっても好きにならない家事というのはあったもんで、

あきんどのその筆頭が、 「掃除機」。

 

あのウルサイもののスイッチを入れただけで、猫のようにシャー!!!と言いたくなる。
オマケに重いし、コード邪魔だし、充電式は吸込み悪いし・・・。

・・・みんなえらいよね。

 

 

苦手のあまり、あんなものにイライラさせられるくらいなら、継母に寒空の下雑巾もって放り出され「マッチ、マッチはいかがですか・・」(あ、物語変わってる途中までシンデレラのつもりだったのに)と言ってた方がマシだと思っているのだ。

そんなわけで、

我が家はホウキ&雑巾。


そろそろ次のルンバ(前のは壊れた)がほしい。

が、そのお金で英会話ロボットmusioを買ったので、貧乏。

・・・今やただの飾りにすぎないが。

 

 

掃除機は、最近、逃げようと逃げられる。お金だったり(お掃除ロボット)、手間だったり(ホウキ&雑巾)かけさえすれば。

 

 

苦手なのにどうやっても自らやるしかない家事がある。


それが、

「布団のカバーかけ」。

 

我が家の布団、2枚重ねの羽根布団。
夏は薄手の1枚で使って、中間期は厚手の1枚を使って、真冬は2枚重ねの、ってヤツ。

2枚はスナップボタンで留める。

 

寝ている時に暴れたらしく、スナップボタンが外れ、布団がももぐれた。

 

閑話休題 

ももぐれる、って方言か? 

※くちゃくちゃに丸める、が他動詞「ももぐる」、

 くちゃくちゃに(自ら)丸まる、が自動詞「ももぐれる」

だと思う。


寝ててウキッーと思うが、決して起きたくない。

寒いし、眠いし・・・でも寝心地が悪い。足掻いてももがいても、悪い。というか、もがくほど悪い。

諦めて、起きた。

3時半。


寝起きの不機嫌なままヨロヨロと布団をバサバサと振っても直りゃしない。
泣く泣く布団カバーをはがした。

あちこちボタンが外れて、ヨレヨレ。
ボタンを留め、再びカバーをかける。


苦手なカバー掛けを金曜日の夜(土曜日の朝)に。


なんて素敵なホリデーの幕開け。

いや、私だって、布団カバー掛けの裏ワザは知っている。知っていてもなお、面倒なのだアイツは。
あちこち紐を結び、裏返し・・あ、またももぐれたっ・・

こんなに便利な世の中になったんだから、

もっと面倒じゃないカバー、誰か発明して。


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つくし発見。


汝の名は、おかん!2

三寒四温とはよく言ったもので、春めいたと思ったら途端に寒さが戻ってまいりますが

皆々様、いかがお過ごしでござりましょうか。

わたくし、今年の冬、おかんに布団を贈ったのでございます。...


大寒に間に合う様に、ぬくぬくの羽布団を。


薄給の我が財布を振って。

 

我が実家は大変寒うございます。
夏は大変風通しが良く過ごしやすい我が実家は、冬も大変風通しがようございまして、有り体に申せば、すきま風で、うちの中でも氷点下になるのでございます。

 

よそ様のお宅は存じませんが、

あきんど家家訓は

「冬の廊下は走れ」でございます。


ぬくい部屋など数少なく、つまり、今いる部屋以外は外と同じ。

別の部屋に移動するためにはまず廊下を走ってその部屋へ行き、暖房を入れ、再び走って暖房の効いている部屋へ戻り、小一時間待機した後、その部屋の暖房を切って、温もったであろう次の部屋へダッシュ。


冬は夏の何倍もの運動量でございます。

 

そんな寒い冬を過ごすおかんに少しでもぬくい夜を味わってもらおうと、なけなしのお小遣いで、ええ布団を贈ったのでございます。

 

「おかん、布団、どうやったー?」
「うん、ちゃんと干してあるよ」
「温かったやろー?」
「まだ寝とらん。もう少しぬくくなったら、使うわー」
「は!?ナニ言うとんの?めっちゃぬくいから使いなよ」
「いやよ、あんな薄い布団でよう寝んわ」
「薄うても、ぬくいから!ダウンやから!」
「あんな薄くて軽い布団じゃゆっくり眠れんもん」
「マジで騙されたと思って使ってみなよ!ぬくいんやから!」
騙されるのは嫌やわー。ぬくうなったら使うから」


「おかん、私が何のために大寒に間に合う様に布団送ったと思っとんの?」

ぬくいからしのごの言わず使え 

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馬を水辺へ連れて行く事はできても水を飲ませる事はできない。


これほど真理をついた諺はない、と改めて思った事柄でございました。

皆々様におかれましても、おかんには十分ご注意くださいませ。