汝の名は、おかん!6 おかんは黒魔術師。
またかよ、という感じだが、おかんが・・・。
「洗剤を粉に変えようと思うの!」
出掛けにいきなり言い出す。
最近はどこの家もそうだと思うが、我が家の洗濯洗剤も「液体」。
ほんのちょっとで良い、という効率の良い、液体洗剤。
ほんのちょっとでいい!
はずの洗剤が、なぜだか、あっという間になくなる。
ふぬ~・・・???
原因はうちの黒魔術師、おかん。
っていうか世のおかんは皆そうなのだろうか。
おかん、老眼で眼鏡をかけないと細かいものは読めぬ。
最近の洗濯機は親切で、スイッチを入れるとちょびっと回って、その後に「洗剤をこんくらい入れろ」と指示を出す。
おかん、こんなものを読むわけがない。
(洗濯中に眼鏡などかけるわけがない。)
勝手に好きなだけ洗剤を入れ、ふたを閉め、スイッチON!
洗剤量は毎度キャップにすりきりいっぱいと決めている。
洗剤のキャップに○十リットル、とかいう線があることなど、おかんにとっては問題ではない(見えないし)。
毎度毎度、すりきりいっぱい。
・・・・問題にしてくれ。
というか、眼鏡かけろ。
これは洗剤屋の陰謀なのだろうか・・・。
うちのおかんは洗剤の消費量に莫大に寄与しているに違いない。
「分量通りに入れないともったいないよ」と言ったところとて
「ほんのちょっとじゃ汚れが落ちる気がせん。すりきりいっぱい入れればよかった粉の方が良い!」
・・・いや、ちょっとまて。
粉だって毎度すりきりいっぱいで良かったはずがない・・。
・・この件について議論するのはよそう。
「粉は溶けないで残っちゃうこともあるし、今後は液体洗剤が主流になっていくよ」と伝えたら
「じゃ、粉買ってきて水で溶けばいいんだわ!」
・・・おかん、それをどんくらい注げば満足するんですか。
洗剤屋さ~ん!おかん向けの商品開発して!!!