あきんど、ときどき考える。うまいもんは正義!
この間面白い話を聞いた。
「フランスワインは波があるから好きなのだ」と。
確かに、ナパだって、チリだって美味しいワインを作っているけど
「変化なく美味しく」て「面白くない」のだと。
均一の味を出すために莫大な努力をしている生産者からしてみたらこんな腹立たしいセリフはない。
でも整形外科医の高須先生のコトバも一緒かも。
《いいですかりえこさん、人は欠損に恋をするんです。黄金率でないもの、弱いもの、足りてないもの、人はそれを見た時、本能で補ってあげようとする。その弱さや未熟さを自分だけが理解していると思う。欠損の理解者になるのです》
結局冒頭のセリフ、フランスワインは~は、ただの、偏見かもしれない。
フランスという国に対する憧れや歴史に対する畏怖やただの思い込みがその偏見を持たせているだけで、目隠しして飲んだら、区別などつかないのかもしれない。
でも人って、その偏見や思い込みが原動力になることがある。
偏見などない方が良い、と思いつつも、偏見が人の個性を作っているのもまた事実。
結局。
「みんなちがって、みんないい」。
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