あきんど、天敵と出逢う。
この世には
「サバサバ系女子」
という世にも恐ろしい人種がいる。
ロールキャベツ男子なんか目じゃない。
彼女たちは人も騙すが自らも騙すので、カケラの悪意もなく、自らの正義を信じて疑わない。
「私ってば、ほら、サバサバしてて、男らしいから!」
という女子が、真に男らしい事など、万に一つもない。
もれなく、壮絶に、女らしい。
しかも、拗らせ系に。
いっそ
「きゅるるん。モエ、守ってもらわなきゃ生きていけないの♡」
とウルウルお目目で上目遣いにうったえる女の子の方が、自分の武器を熟知し、本能で自らの力で狩りをする分、ナンボ漢らしいか分からない。
サバサバ系女子女子はこのウルルン女子を毛嫌いし、他の女子とつるんで、影で蹴落そうとする。
誰かとつるんで陰口をいう時点でサバサバさのカケラもないが、彼女たちはそんなことには気付かない。
自分が正しく、ウルルン女子が悪。
悪は排除すべし!と自ら正当化しているので、ためらいなく攻撃する。集団で。
「あの子、男にばかり媚び売ってて気持ち悪くない!?」
みたいな、なにをどう言ったらこれが正当な攻撃になるのか分からん事を、さも自分が正義!の顔でうったえる。
これに共感せずに
「言いたいことあるんなら、本人に言えば」
などと返そうものなら、火を噴くので、要注意。
最近あきんどの周りには減ってきたが、時々出逢う、サバサバ系女子。
会ったら面倒なので、飛んで逃げる。
なかなか個性的な日本酒を飲んだ。
搾りかすをさらに絞ってブレンドした、という強気な一品。
これがまた癖が強いのなんの。
好き嫌いがきっぱり別れるお酒。
あきんどはお酒は「アク」が好き。というくらいだから平気だったが、普通の人は飛び上がるかも。