あきんど、祭りを考える。
黄金週間(ここはあえて「おうごんしゅうかん」とよみたい)には全国あちこちでお祭りがあると思うが、山口県下関市にも「海峡まつり」がある。
その中に「先帝祭」というものがある。
古くからある祭りで、源氏に追われて亡くなった安徳天皇を弔うお祭り。
安徳天皇の霊を慰める為に、
「じょうろう道中」
なるものがある。
おかんはこれをあきんどに「じょろう道中」と教えた。
じょろう道中と聞いたら「女郎道中」と漢字変換するよね?
あきんど「なんで『女郎』が安徳天皇を慰めるの?愛人?(安徳天皇、没8歳)」
おかん「知らん。かわいそうやったんやないん」
そんな理由で祭りになるか?
もちろん、違った。
「上臈(じょうろう)道中」
が正解。
上臈とは女官の役職のようで、難を逃れた女官が後に安徳天皇の霊を慰める為にお詣りしたのが始まりらしい。
でも上臈だっていつまでも生きてはいないし、その後は下関の遊郭の太夫さん(つまり、女郎(じょろう))がお祭りを引き継いだようで「女郎(じょろう)道中」だってうそじゃないのかもしれない・・・。
安徳天皇、8つにしてモテモテである。
今は踊りの先生や地元の女子大の子がやっているとのこと。
十二単着て、高下駄で外八文字(難しい!)で4キロ歩く。
もう、苦行にしか見えぬ。
安徳天皇もさぞや慰めるられただろう。
ところで。
下関へ行くなら、お供は、
亀の甲せんべい
と
ふく弁当
で決まり。