あきんど、本を読む。子供につたえる日本国憲法
子供につたえる日本国憲法
うっ。
恐ろしいほどの衝撃を受けた。
前文と9条についてのみ書いてある。
子供向けなので、すぐ読める。
恐ろしく、深い。
今、この不安定な国際情勢だからこそ、読んだ方が良い。
あきんどは自衛隊反対などと言うつもりもないし、集団的自衛権についても、ある程度は必要かもしれない、と思っている。
自分の命を自分で守る、と言うことについて、肯定的だ。
というか、
自分の命を平然と誰か他の人の命で賄う、という考え方に否定的だ。
闇雲に9条を守ることが良いとはまったく思っていない。
それでも。
本を読んで、ドキッとした。
武力を行使する事を回避する為に、何ができるか、を本気で考えただろうか、と。
デモなどの反対運動に意味があるとは思っていない。
じゃあ、どうすれば良いのか、の代替案を出せない人間の闇雲な反対なぞ、
まさしく「責難は成事にあらず」だと思っている。
争いを回避する為の策を自分は全力で考えているのだろうか。
人を殺さない為にどうすればよいのか、最大限考えているだろうか。
今の私たちは多くの人の犠牲の上に成り立っている。
それを本当の意味で理解しているだろうか。
これを読んで、一人一人が本気で考えた後で、それぞれが一番納得のいく答えを出したらいいと思う。
ただ、それは、自分の幸せと人の幸せの価値を同じモノサシで図って。
まずは、一読。
井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法 (シリーズ 子どもたちの未来のために)
- 作者: 井上ひさし,いわさきちひろ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/07/21
- メディア: 単行本
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