ナニワあきんど1年生。

立派なナニワあきんどへのへぼへぼ道。

あきんど、病気になった。・・・かもしれない6

あきんど、病気になった!・・・かもしれません。

 

肺に「影」が!

と病院から電話をもらい、右往左往。

 

今日はPET検査のお話。

 

ブドウ糖に目印をつけてガン細胞を探す」

という簡単な説明でよその病院に回された。

 

保険適用で3万円!

自費診療で10万円!

 

にもかかわらず、同日に保険適用はあきんどただ一人。

みんな、自費診療。

流行ってるの、これ?

 

何にも分からず言われるままに来たPET検査。

検査にかかる所用時間3時間。

受付も考え早めに行ったので、4時間かかった。

 

行ったらまず同意書にサイン。

 

何この

 

「終わったら薬剤が排出されるように沢山水を飲みましょう」

とか

「今日は妊婦や子供に近づかないようにしましょう」

とかいう注意書きは。

 

どんなもん注入するんじゃ!!??

 

何にも分かってなかった。

 

そう。

PET検査とは血管にブドウ糖に似た放射能物質」を入れ、それの集まるところを見てガンが出来ているところを調べるもの、だった。

 

※ガン細胞はブドウ糖が好きで一生懸命取り込もうとするんだそうな。

 

水をガブガブ飲まされつつ

内部被曝

の説明をされ、戦々恐々でベットへ。

 

なんだか長い針を刺され、ちょっと点滴をされた後で、看護師さん席を外す。

 

て、お姉さん、いま、どこ開けて、何持ってきた!?

 

なんだか金庫みたいな頑丈な扉を開け、頑丈な金属ぽい密封容器で覆われた物々しいものを持ってきた。

 

え、何!?

放射能物質、って、そういうこと!?

内部被曝、って、そういうこと!?

 

この段になって、ようやく理解。

刺している点滴のポリ袋に気軽く入るようなもんじゃない。

なんだか普通の人間が気軽く触っちゃダメなもんを体内に入れるんだ!!

 

ひー!!!!!

 

な、なんだか、腕が痺れる・・・。

多分緊張で心臓バクバク。

 

楽にしてください。

 

って、無理やから!

 

そこから40分安静。

この間に血管に流したブドウ糖に似せた放射能物質がガン細胞に集まる。

 

で、その最中に余計なことをすると、そちらに集まっちゃう。

つまり、筋肉を使えば筋肉に。

頭を使えば頭に。

それを避けるために、暗所で安静にさせられる。

テレビも携帯も雑誌もない。

 

考えるな、って、リアルヴィパッサナかよ。

 

目を閉じても緊張で眠れない。

まぶたの裏に意味分からない映像がドンドン浮かぶ

なぜかジャングルの絵で、ルソーっぽかった。

 

・・・さ、寒い。

布団かけられているのだが、寒くて耐えられない。

さっき飲まされた水が、あきんどの膀胱を苦しめる。

と、トイレ。

トイレー!!!!!

 

耐えられずについにブザーを鳴らした。

トイレ!

 

水を飲ませるのには意味があって、膀胱をぺたんこにするためだそうな。

だから、沢山飲ませて、沢山出させる。

 

入ったトイレに

「男性は座ってしてください。薬剤が飛び散らないように」

と書いてあって。

 

このトイレは放射能物質汚染トイレか!

と、またビクビク。

 

多分あきんどの頭は1年で一番フル回転してたと思う。

つまり、脳を使うな、という配慮、台無し。

 

トイレ行って、やっとPET検査開始。

 

つづく