ナニワあきんど1年生。

立派なナニワあきんどへのへぼへぼ道。

あきんど、帰省する。田舎の朝はこんな感じ。

「私の朝は鳥の歌声で始まる♪」
と言えばなんだか優雅な気がする。


確かにウグイスが高らかに歌を奏でる日もある。

ツツピーツツピーと愛らしく歌うのはヤマガラシジュウカラか。

あんまりかわいくない歌声はツグミかしら~。

 

・・・でも朝から一番大音響のオーケストラ演奏は、カモ。

しかも、頻度、多。


あきんどの部屋は川に面している。

聞こえよく言えば「川のせせらぎが聴こえる」。

カモは朝一番でこの川へ来襲する。襲来か?


バタバタバター!!バチャバチャバチャー!!

という着水の騒音と共に。

ヴァーヴァヴァー!!ヴァヴァーヴァヴァー!!

とガナリたてる。

江戸っ子のおっちゃんがあつい湯に浸かるとき「ええい!ちくちょう!てやんでえ!ベラボウめー!!」と怒鳴るような雰囲気で。

 

水が冷たいのか??
かしましいこと、この上なし。
毎朝毎朝。

 

君たち、もう少し静かに着水出来ないのか・・・(*_*)

もしくはもう少し遅くにしてくれないか。

毎朝5時とか早すぎるんだが。

 

ところで。

瑠璃光寺には人気のサルスベリの木がある。

なんでも自然にサルスベリの木に、松が生えてきたらしい。滑りやすいサルスベリの上ですくすく育つ松が受験生に大人気だそうな。


これぞまさしく「置かれた場所で咲きなさい」。
・・・さぞやサルスベリは迷惑であろう。

 

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あきんど、振り回される。ねーちゃんはがんサバイバー。

ねーちゃん、あのね。

ねーちゃんの入院日が決まった時。
あわあわ落ち着かなかった。

 

落ち着かない理由が哀しかった。ので、覚書。

 

・・・・・

 

 

 

「入院中にDVDが観たいんよ」
そうかいそうかい。退屈だもんね。良いんじゃない。

←ねーちゃんががんサバイバーになってからやらたとやさしいあきんど。

 

PCでDVDが見たいそうな。

「何べんやっても、DVDが動かん!」
そうかいそうかい。

パソコンは何を使ってるんだい?


TOSHIBA!」

 

いや、私は作ってる人のお名前じゃなくて、パソコンのお名前が知りたいなー。


「書いてない!」


捨て子かよ。

 

ありとあらゆる写真を撮ってよこせ。

 

自分のPCだってロクに使いこなしてはおらんのに、なんだってこれから先自分が使うこともないであろうPCの使い方を調べねばならんのだ。
てか、Windows、セブンとエイトとテンでなんであんなにコントロールパネルの場所変えたんだよ・・。

これ、素人に説明するの、難しいから。

 

意味のない写真をより分け、PCの機種名を見つけてググる


ggrks

 

ってのは通じる人にとってだけのイヤミなんだな、と妙な感心。

なるほど外付けDVDか。
外付けDVDの箱の写真を撮ってよこせ。

埒があかんからFaceTimeかハングアウトで話そう。

実際の画面を見せて。


「何、それ?」


教えたやん。

宇宙語みたいに言うのやめて。

「副作用でキツイ」

←すべてが許される、魔法のコトバ。


そうかいそうかい。もう寝ておくれ。

いつまでたってもできないな、と思ったらアナタ!

 

敵は本能寺にあり


は、真実だった。

 

「どうしても観たいんよ、ブルーレイが」

ちょっと、待て!


今、ブルーレイ、って言った?
なんでDVDプレイヤーで、ブルーレイ観ようとしてんのよ(°_°)。
そりゃプレイヤーもふごふご言うわ。

あんたがやってることは、水しか入れちゃいかん加湿器にマヨネーズ入れて動けって言ってるようなもんだから。

もう諦めて大人しく入院して( ̄ー ̄)。

 

ブルーレイはブルーレイプレイヤーで見ましょう。

←当然、このあと、DVDプレイヤーでブルーレイが見れるのもあるやん、とひと悶着あった。説明するのに苦慮した。

 

 結局、買ってあげましたよ。ポータブルブルーレイプレイヤー。

数日の入院の為だけに。

 

※ねーちゃんは、がんサバイバー。抗がん剤治療の後、手術。ただいまホルモン療法中。

 

あきんど、病に伏す。風邪ひいたー。

あきんど、病に伏す。

なんだかちょっと咳がつき、やだな、と思っていたらみるみる悪化。

頭痛い。喉痛い。節々痛い。三重苦。

 

これは、とても、マズイ。

 

なんだか、とんでもなくタチの悪いモノを拾った。

病院嫌いのあきんどが、昼休みに病院へ行くくらい、マズイ。

もう、まっすぐ歩けない。

 

病院で熱計ったら37度2分。そんなはずあるかい!

と声を大にして言いたい。

 

インフルエンザの検査をされた。

陰性。

びっくりなことに、あんな原始的な方法で調べるのね。

サランラップに鼻かめ、と言われて、思わず笑った。

 

インフルエンザはすぐに結果が出ないので、また明日来いと言われた。

14時から布団へ。

 

久々に体温計を出す。

38度5分。

うーむシンドイ。

じっと寝てられない。

熱測る。

39度2分。

頭痛い。もうダメだ。と寝返りをうちまくる。

 

うーんうーんと唸りながら夜中。

なんか、少し楽になってる。

38度2分。

1度の差を身体で実感。

 

今日、もう一度検査に行かねば。

インフルエンザに罹患したらむやみに症状を抑えたらダメらしく、薬は最低限しかくれなかった。

罹ったら体力勝負なのね、インフル。

 

なぜうちにはアイスノンがないんだ・・。

 

うちのマンションは高尚なご趣味の方が多い。

だから、いてもおかしくない。

トランペットがご趣味の方が。

 

でも、そのトランペット、ほら貝にしか聞こえないから。

もっと川原で練習してからデビューして。

 

お迎え来たんかと思ったわ。

 

あきんど、世界の中心で泣いた。3月のライオン。

あきんど、隠していたけど(?)、オタク。

といったって、軽度。たぶん。

オタクはみんな

「自分だけは軽度」

だと思っているような気もするが、これは、ほんと。

 

3lion-lion.com

 

 

このCMを作った人は、オタクだ。

でも、良いオタク。(オタクに良いも悪いもないような・・・)。

 

出てくる小物一つ一つに「あのシーンだ!!!」とニヤリとしてしまうのは、

オタクのサガ。

 

まさか、未読の人はいないと思うが、万万が一、未読なら、人生、損してるから。

マ・ジ・で、泣けるから。

一歩踏み出す力になるから。

 

これを読んだら、立ち上がる気になる。

 

もちろん、どっこいしょ。とか、やれやれ。とか言っちゃうけど、それで良いんだ、って思える。

 

そんな、マンガ。

読むべし。

 

 

 

 

 

 

 

 

あきんど、旅に出る。おかんと一心行の桜。

 

これは2014年3月27日のおかんとの珍道中。

 

熊本、阿蘇には有名な桜がある。

一心行の大桜

樹齢400年を超える大きな古木で、それはそれは見事な花を咲かせる。

「一心に行」の文字からも想像つく通り、弔いの桜である。

 

今は多くの人の心を慰め、浮き立たせる桜。

 

そんな、桜を見に、一泊二日、じーさんばーさんお花見バスツアー。

 

このツアーには嵐を呼ぶ男がいた。

 

行くとこ行くとこ雨が降る。

どしゃどしゃどしゃどしゃ。

ほんの20分のトイレ休憩すら、小雨になっていた雨が狙いすましたようにどしゃ降りになる。

雨の神様は働きもんでござる(*_*)

一日目は終日雨。

露天風呂でもどしゃどしゃどしゃどしゃ・・。

朝起きてもどしゃどしゃどしゃどしゃ・・・。

ふぬー・・・。

二日目の出発時間にようやく止んだ。

.

じーさんばーさんは元気いっぱい。

かしましいこと、かしましいこと

 

バスの中で目を閉じているど、段々、カモとアヒルがヴァーヴァヴァヴァ!と鳴きわめいているように聴こえてくるようになった。

これもかわいい子守唄でござる。


そしてじーさんばーさんはよく食べること、よく飲むこと。

こりゃ長寿だわ。

パワフルさ比類なし。

 

さて。

メインの一心行の大桜

 

・・・いっそ潔いほどに1輪も開いておらぬ。

 

・・・つぼみが色づいてすらおらぬ。

 

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…咲いたらきれい…らしい…。


大桜の目の前には菜の花が満開であった。

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同時期に咲くんやなかったんかい。

 

 

しょんぼりしながら、一輪も咲いていない大桜の(幹の)前のベンチでおかんと二人ジャージー牛乳ソフトをなめる。

うまうま。


阿蘇の外輪山が広がり、人がいないので(花が咲いていないから)、目の前が開けて心地よい。

まあ、よし。


ガイドさんが気を遣ってバスで移動の際、遠回りして桜のアーチが続く道を通ってくれた。

満開の桜のアーチ。きれい

ここは観光スポットになっていないらしく、地元の方の楽しまれる場所なんだとか。2キロの桜のアーチは圧巻だった。

 

 

どうでもいいが、こういうバスツアーってカモやイナゴの集団来襲に見える。

大騒ぎしながら土産物屋に降り立ち、試食を食べ散らかし(ひどい人は試食をがっと掴んで袋にしまう…)、どわどわと土産を買い、次のエサ場に飛んでいく。

飛来してきた後にはペンペン草も生えぬ!!

・・みたいな。


ある意味このカモとイナゴの群れが日本経済を支えている

とも言う。

 

 

※一心行の桜は古木の為か、普通の桜より開花が遅いです。ガイドブックとかに同時に咲く、ってあるけど、多少ずれる。

つまり一番の見ごろは、普通の桜の最大の盛りをほんの少し過ぎたあたり。

あきんど、旅に出る。行くシカない。奈良。

奈良、都としては京都より歴史がございます。

にもかかわらず、お高くとまった雰囲気はなく、のほほーん、という空気が漂います。

 

それはお土産を見ても言えます。

「鹿のフン」

というチョコレートや

「ならシカない」

のダジャレシリーズなど、

古都のプライドなど、カケラもありませぬ。

 

今時、中途半端な歴史しかないような街のお土産モノやでしか見かけないサムイダジャレ菓子が春日さんのお膝元にズラリと勢揃いでございます。

奈良漬けとともに。

 

この清濁合わせ飲む度量!

まさに、古都。

 

まずは猿沢の池へ。

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鷹をもつおっちゃんがいました。

猛禽類らぶ、なので、すかさず写真をお願いします。

おっちゃん、慣れたもので、国宝五重の塔をバックに撮らせてくれます。

ちなみに、すぐ下でフクロウカフェをやってらっしゃるのだとか。

 

興福寺を見たあと、大仏様へご挨拶。

入り口に記念撮影自撮らーがたむろしてて入りにくいですが、中はわりかし空いてます。

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大仏様、相変わらずの大きさでございます。

 

途中でシンドさに嘆きつつ、そのまま春日大社詣。

なぜかフランス語があちこちで飛び交い、おそらくちょうど団体様とバッティング。

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多国籍の言語が飛び交い、ざわめいているのに、春日さんはあくまでも、どーん、と大らかで、のほほーんと懐深い感じがあります。

地場の持つ力なのか、広いおかげなのか。

 

何にしろ、落ち着きます。

 

ところで、皆様、ご存知でした?

よく聞く抹茶で有名な「宇治」の山の裏側は奈良だと。

もちろん、そちらも、お茶の産地。

ところが、商売下手で自立ブランド化できず、宇治に卸した方が高く買ってもらえてた、という切ない話を。

大間のマグロ、みたいですね。

 

奈良もようやく重い腰をあげ、ブランドに力を入れ始めました。

その名も「大和茶」。

色々あったお茶名を統一しました。

大和茶として全国認知を図ります。

宇治抹茶ソフトがあるんだから、大和茶ソフトも作ります!

 

・・・・

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・・・

 

・・・なんか、茶色・・・

色が抹茶っぽくない・・・。

さすが、奈良。見てくれより中身で勝負か? 

 

お味は大変ようございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あきんど、旅に出る。そうだ、京都、行こう。

そうだ、京都、行こう。

 

 

このキャッチコピーのおかげで(?)、京都は人まみれ。

電車もバスも満員。

やっぱり、旅は人ごみに行くもんではこざいません。

・・・桜には早いこの時期なら空いてるかと思いきや、そんなことはまるでございません。

人、人、人。

特に、バス。

東京の通勤電車並み。

むーん。・・・

 

そんな中、南禅寺銀閣寺へ。

 

ちょいと、知ってました?

今、知恩院は改修中で、本殿は見られないことを。

行く方は、ご注意下さい。

平成31年完成の大改修だそうです。

 

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銀閣寺、久しぶりに見ました。

あの、貧乏くさい(質素?)感じが好みのストライクなのですが、そこここに苔むした感じが愛おしいのですが、

あいにくと、人、人、人。

侘び寂びとかあったもんじゃない。

前が詰まってゆっくり歩かねばならず、風情のカケラもありません。

 

そんな中、一番心撃ち抜かれたのが。

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これ。

 

シュークリーム。

これ、絶対、狙ってますよね? 

シューがゲーってしているようにしか見えないんだけど、意図してますよね?

 

シュが「ゲー」。

 

何でしょう。

壮絶に心を捉えます。

なんて、素敵!

 

京都、総括。

シューゲロ。

以上。