あきんど、本を読む。近藤史恵サクリファイス
サクリファイス
エデン
サヴァイブ
この3巻はシリーズ。
ホントはシリーズ自体はまだ続くけど、それは外伝的なお話になる。
自転車ロードレースのお話。
素人が読んでこれほど分かりやすく競技の熱狂と風を感じられるところがすごい。
ロードレーサーとして日本人が世界に出て生きていく運を掴む為にどれほどの事があるのか。
サクリファイス、とは生け贄のこと。
でもここでは「礎(いしずえ)」と訳したい。
1人の先駆者のためには何人もの礎がいる。
もし自分が運が良い、と思っているとしたら、自分の足の下には誰かが礎になっているかもしれない。
自分も又、時が来たら誰かの礎になる。
人はそうやって進化していくのかもしれない。
何度でも読み返したくなる大事な本。