ねーちゃんは、がんサバイバー。ねーちゃん、リバウンドする。
ねーちゃんは、がんサバイバー。
正確には、ワーキング・サバイバー。
抗がん剤治療で、恐ろしいほど、やせた。
遠く離れて住んでいて、不安が募るばかりだった。
抗がん剤治療の見た目に関わる大きな特徴は
・痩せる
・髪、というか体毛がすべて抜ける
ねーちゃんの職場は女性が多く、この二つの特徴に女性はとても敏感。
ねーちゃんは、とりあえず上司とチームメンバーにだけ話し、会社全体へは言わないことにした。
髪は、精巧なウィッグ。
←この話は後日。
が、やせる。
どんどん、やせ細る。
女上司がうまく立ち回ってくれた。
「あきんど姉はね、ダイエットしているのよ♪ うまくいっているみたいね!」
みんな、納得したらしい。すごいなw
←肌つやとかが比較的良かったのが功を奏したのか??
何ダイエットってことになってたんだろう???
断食道場か??
が、抗がん剤治療が終わると、みるみる元に戻りだした。
ここでも女上司。
「あきんど姉はね、リバウンドしたんよ。みんなあんまり突っ込んだらいけんよ」
みんな、納得したらしい。少しは疑えよw
ちなみに。
あきんどは、ねーちゃんに、数々のものを送った。
少しでも食べれそうなもの、体に良さそうなもの、肌に優しそうな帽子。
あれこれあれこれ。
その中でも、これは!というものの1つが。
直接なめろ、と言ったが、どうにも味と甘味み耐えられなかったらしく、お湯に溶いて飲んでいた。
が、抗がん剤治療中でヘロヘロのねーちゃんから、
「あれ、すごいかも」
と連絡がきた。
少し楽になると。
抗がん剤とは恐ろしいもので、体中の細胞を一旦すべて殺す。
だからついでもがん細胞も殺す。
当たり前だが、体中、炎症が起こる。
この炎症に効いたのではないかと思う。
科学的根拠は分からないけど、とにかく少しでも楽にサバイブできる方法を模索した。
少しづつ書き起こしていきたい。